スタッフの大塚です。
有森裕子は6月23日、国際オリンピック委員会(IOC)女性スポーツ賞を受賞いたしました。この賞は、女性のスポーツ参加などに貢献した関係者や組織に贈られるもので、五大陸で一人ずつスポーツ賞受賞者を選出しますが、日本人が受賞するのは初めてです。
以下、日本オリンピック委員会(JOC)の推薦状を転載します。オリンピックでのメダル獲得は、日本陸上女子では、アムステルダムオリンピック女子銀メダリストの人見絹枝選手以来64年ぶりの快挙であり、日本女子マラソン選手として初めて2度のオリンピック(1992年バルセロナ・1996年アトランタ)を経験し、2大会連続メダルを獲得したことにより、日本に於けるアスリートとしての社会的地位と影響力が認知される。以来、国内の多数のスポーツイベントや講演会を通じて女性や子どもたちのためのスポーツ振興に貢献。
オリンピック後1996年、地雷廃絶と被災者救済のために開催される「第1回アンコールワット国際ハーフマラソン」に参加、その後、その意思を引き継ぐべく1998年NPO/ハート・オブ・ゴールド(HG)を設立、その代表に就任。国際ロードレース協会(AIMS)認定のチャリティーマラソン大会の運営をサポートすることから社会的活動を始めた。
2002年、国連人口基金(UNFPA)親善大使に就任。毎年、アジア・アフリカの開発途上国を訪問し、これらの訪問で見聞した事を通して女性の地位向上やジェンダーの平等、HIV/エイズ予防などの重要性を1人でも多くの人に伝えるため、講演会やマスメディアを通じた啓発活動に取り組んでいる。
スポーツ選手が持つ大きな影響力を確信し、社会的責任を全うしようとするその確固たる姿勢は、女性や次代を担う若者や子どもたちへの理想のロールモデルとしてIOC女性スポーツ賞の受賞に最も相応しいと考え、ここに推薦する。
【有森裕子のコメント】
このような素晴らしい賞をアジアの代表としていただけたことは、私にとりまるで夢のようです。権威あるこの賞をまだ43年しか生きていない私が受賞するのは早いような気さえします。しかしこの賞は、私にというよりも私の周りで共に活動し、支え頑張ってくださった多くの人たちに与えられた賞と考えて、胸を張って今日のこの日を心から喜びたいと思います。
スイスのローザンヌにあるIOC本部で行なわれた授賞式の模様がIOCのサイトに掲載されていますので、ぜひご覧下さい。







